2024年2月17日土曜日

【お知らせ】 3月31日(日)イベントのご案内 

 

                        福島原発事故、能登地震からの教訓 

                       最悪の事態に備えて私達に出来ること

 

日 時:2024年 331日(日)14時~16時30(開場1330分)

場 所:港区男女平等参画センター・リーブラホール(1階)

           105-0023 東京都港区芝浦1丁目16-1 みなとパーク芝浦

企画主催:劣化ウラン廃絶みなとネットワーク

       脱被ばく実現ネット   

  資料代:500円

 

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1部:柳原敏夫さんのお話

12.18子ども脱被ばく裁判判決と1.15避難者追出し裁判判決による

         311後の日本社会のレントゲン診断

★プロフール: 1951年、新潟県生まれ。法律家。専門は知財(著作権)。20世紀末、知財が知罪に変貌したのを受け、命の危機をもたらすバイオ裁判に転向。3.11まで原発に無知だった無恥を知り、命を救う集団疎開裁判に再転向。以後、脱被ばく問題に取り組む。


●第2部 藍原寛子さんのお話

 「原発事故と大災害

        ーショックドクトリンに巻き込まれずサバイバルする方法」

 

★プロフィール:ジャーナリスト。福島県福島市生まれ。福島県の地元紙記者を約20年務めたのち独立。2011年の東日本大震災と原発事故後、避難者や被災者、地元自治体への取材のほか、世界の核被災地、原発地域を取材。能登半島地震も取材した。


第3部 ディスカッション

    原発事故が明らかにした「チェルノブイリ法日本版」の必要性 

柳原敏夫さん

 藍原寛子さん

小川晃弘さん(メルボルン大学教授・オーストラリアからオンライン参加)

 


 

 

 

2024年2月10日土曜日

【お知らせ】福井県越前市で、日本政府に「原発事故健康被害から子供を守る法案」を求める請願運動を始めました。

2011311日に発生した東日本大震災から13年目となる2024年元旦に発生した能登震災は、改めて自然の猛威の前に私たち人間の無力さを露わにしてしまいました。                             

 

いつかまた来る福島の悲劇再来に対して、現行法が何物をも救済し得ないことは、福島の教訓から明らかです。


チェルノブイリ事故の後、旧ソ連では一般に「チェルノブイリ法」と呼ばれる法律を作り、放射能災害健康被害から被災者を救済する努力をして、ソ連崩壊後はロシア、ウクライナ、ベラルーシ三国に引き継がれています。      


原発の集中する敦賀半島から、近いところでは直線距離で10数キロのところもある越前市では、能登の地震に鑑みた時、原発事故の恐怖から逃れることはできません。 


いま私たちにできることに想いを巡らせると、想いつくことは予防原則としての人権法を日本政府に求める意見書を地方自治体に出していただくことしか始められないのではないでしょうか。     


原発反対派も推進派も、消極的容認派も積極的容認派も等しく救済を求める権利を明記した人権法を整備することが、次世代を担う子供たちを守ることにつながると深く確信いたします。

 

請願への賛同署名を何卒よろしくお願い申し上げます。

     

越前市に在住・在勤の方で、署名にご賛同いただける方は、「市民が育てるチェルノブイリ法日本版の会」正会員の酒田(以下、連絡先)までご連絡ください。

 メール  ms1954sm@mx7.fctv.ne.jp 

 電話 09032923356

 

 以下の署名用紙はこちらからダウンロードできます。

  

ところで、原発事故による被害の危険性に直面している自治体は越前市だけではありません。日本中至るところにあります。原発事故などの巨大災害に対しても思考停止せず、「生きる!」という人権の観点から救済の途を追及するこの市民運動の挑戦を、皆さんの地元でも始めてみませんか?興味のある方は、本会までご連絡ください。

 メール  chernobyl.law.injapan@gmail.com



2024年2月2日金曜日

【お知らせ】げんきがいちばん!チェルノブイリ法日本版紹介

 

1月28日(日)、兵庫県丹波市で開催された「10 4年ぶり どろんこキャラバンたんば 2023 保養キャンフ報告&講演会」において、正会員の下澤陽子さんが、「げんきいちばん!チェルノブイリ法」と題して講演を行い、「チェルノブイリ法日本版」を紹介しました。

  

 

 当日の動画です。


 

2023年11月26日日曜日

【お知らせ】ニュースレター第8号の発行

 市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会では、全国各地の会員の日々の取り組み、活動を随時、ニュースレターにして発行、賛助会員その他支援者の皆さんに配布しています。

 

PDF 版はこちらから

 

このニュースレターを周りの人に配布、拡散したいとご希望の方は以下までご連絡下さい。
 

電話  090-8494-3856(岡田)   

メール toshiko_englishxf7.so-net.ne.jp(*を@に置き換え下さい)

2023年11月25日土曜日

【報告】2023.11.23オンライイベント★柳原敏夫さんのチェルノブイリ法日本版の話と原発事故からの3人の避難者の話を聞く会★を開催しました。

 市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会では、2023年11月23日、原発事故からの3人の避難者を迎えて、オンラインイベントを行いました。

 

当日のイベント動画です。

 

 

 


 

 

 

 

2023年11月17日金曜日

【報告(続き)】福井県越前市での学習会の報告「今すぐ日本版!それが惑星フクイ」(柳原敏夫)(23.10.13)

【まえがき】

2023年7月と8月、初めて福井でチェルノブイリ法日本版の学習会をやりました。日本版の会から「早く感想をブログに出して下さい」と何度も催促されながら、原稿らしき素材は何度も書いていながら、どうしても完成できなかった。画竜点睛を欠いていたからでした。
それが、先ごろになって、ようやくその画竜点睛が見つかったような気がしました。つまり、福井行きで私の中でふつふつと沸き起こってきた化学反応の下準備に対し、現実の化学反応を実行してくれる触媒に出会うことができたのです。その触媒とは次の2人といちばん長い手紙「まだ、まにあうのなら」を書いた福岡県のお母さん(甘蔗珠恵子さん)(117話118話)。
その下は、学習会の講師を務めた柳原の感想文と写真(福井特集号のニュースレターの冒頭の文)。

半世紀以上「敬して遠ざけて来た」2人の人に今頃になって初めて出会えた。
一人は「人類の哀れな女々しい魂を鞭うつ頑強な精神」を与えようとしたベートーベン。
も一人は、スペイン内戦に参加し「最初の弾丸がスペインのギターを貫通し、これらのギターから音のかわりに血のしぶきがほとばしったとき、私の詩は人間の苦悩の通りの真ん中に立ち止まり、血と根の流れが私の詩のなかを上り始める。そのときから、私の道はすべての人の道になる」と詩を刻んだパブロ・ネルーダ。
その訳は、時代がいま、彼等のような生き方を求めているからなんだと。
》(23.10.10自己紹介文)

若狭町の熊川宿、通称「鯖街道」
泊った宿の前に広がる若狭湾
右手遠方の米粒の建物、近づくと以下の姿に。
        世界有数の美しさを誇る美浜の海岸「水晶浜」の駐車場から

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今すぐ日本版!それが惑星フクイ

                                           フクイの山と海を知らない者は、この惑星を知らない。同じ裏日本生まれなのに、無意識のうちに「敬して遠ざけて来た」異なる惑星フクイ。その地に今年7月、初めて足を踏み入れた。

若狭町で日本版の学習会を終えたあと、向った先が熊川宿、通称「鯖街道」。この街道に降り立った瞬間、半世紀前の高校の古典の授業で習った古事記の「やまとたけるのみこと」の辞世の歌が脳裏に蘇り、 次のように替えて口づさんだ。

フクイは 国のまほろば  たたなづく 青垣 山隠れる フクイしうるはし

ここが自分のふるさとなのだ、今、お前はそれを発見したという強烈なノスタルジーに襲われた。 それは私にとっての楽園だ、と。
しかし、それは一日限りのものだった。
翌日、太平洋とちがって、波穏やかな日本海の海岸沿いに信じられないような光景に出くわしたから。
それは、森や建物に覆われずに、むきだしになって人々の前にすっと建っている――原発だった。
この一撃で、フクイの楽園は破壊されていたことを知った。もしフクイにまだ楽園があるとしても、それはかりそめの楽園、それは、ひとたび原発事故 が発生した瞬間にこっぱみじんに消失するカゲロウの楽園。
だとしたら、この峻厳な現実に毎日、毎日向き合っていたら、間違いなく精神に異常をきたしてしまう。だから己の心を守るために、この現実を見ないようにしよう、考えないようにしようと自己暗示にかけるほかない。そして、その自己暗示を首尾よく果した時、 今度は、とめどもなく自分の心を欺くスタイルが習慣となる。それはつまるところ思考停止の日々。「死せる魂」と「生きる屍」への道。こんな恐怖と屈辱の中にほおり込まれているのがフクイに住む人々の置かれた現実。

その思考停止の中でかろうじて安心安全の精神状態を保っていたフクイの人たちの頭上に襲い掛かったのが311福島原発事故だった。福島原発事故で日本の安全神話が崩壊した時、もっとも打撃を受けたのは原子力ムラだけではない、思考停止によりかろうじて心の安定を保っていたフクイの人たちもそうだ。彼等を思考停止にさせてきた心のマンホールのフタは福島原発事故で飛び散った。彼等はもはやこれまでのように思考停止という避難場所に安住することもできなくなった。思考停止という避難場所から追出されて、フクイの人たちの行き先はどこなのか。それは「思考停止という避難場所」から抜け出し「真の避難場所」に向かうしかない。では、その「真の避難場所」とはどこか。それが日本版。「真の避難場所」を提供するのが日本版の目的だから。
安全神話と思考停止が崩壊した311後、眠れぬ日々を過ごすフクイに住む人々にとって最も急務なのが「真の避難場所」を提供する日本版。

90年前、スペインの地で、フランコのクーデタを体験した詩人のネルーダはこう書いた。
最初の弾丸がスペインのギターを貫通し、これらのギターから音のかわりに血のしぶきがほとばしったとき、私の詩は人間の苦悩の通りの真ん中に立ち止まり、血と根の流れが私の詩のなかを上り始める。そのときから、私の道はすべての人の道になる

そうだ。福島原発事故という
「日本で最初の原発事故が人々を貫通し、その惨劇と犯罪によって多くの被ばくと苦痛と苦悩がほとばしったとき、日本版は人々の被ばくと苦痛と苦悩の通りの真ん中に立ち止まった。そして、血と根の流れが日本版のなかを上り始めた。そのときから、日本版の道はフクシマ、フクイ、そしてすべての人の道になる。」

ニュースレターの以下のメッセージは、安全神話と思考停止が崩壊した311後のフクイに住み、被ばくと苦痛と苦悩の通りの真ん中に立つ人々の魂の叫びです。

2023年10月18日水曜日

【お知らせ〔追加版〕】11月23日(木・祭日) お話会のご案内

   柳原敏夫さんのチェルノブイリ法日本版の話と原発事故からの3人の避難者の話を聞く会
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日時:1123日(木・祭日) 16時~(オンライン)

 主催:市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会

お話して下さる3人の方々は、

ご自分の避難の体験から市民立法・チェルノブイリ法日本版の必要性を強く感じ、 

日本版の会員になり、其々の地で活動をして下さっています。

 なぜこの人たちの話を聞きたいと思ったのか(司会担当の柳原敏夫)
それは袋小路から抜け出す突破口が見つかるかもしれないと思ったから。

私は今年の夏に2回、初めて福井の地に足を踏み入れました(その報告はー>こちら)。そこで、初めて次のことを知りました。それは、
ひとたび原発事故が起きたら、そこでどうやって避難し、どうやって生き延びたらよいのか、
それについて考え始めるとそれは個人の手に余る大問題で、結局、袋小路に入ってしまい、思考停止するしかない状態に陥っている人たちがたくさんおられるということでした。
そこで、その思考停止を一種の「心の避難場所」にして、それで辛うじて精神のバランスを保っているという大変な状態にあることも初めて知りました。
その上で、私は、これが原発立地に住む人たちの運命、宿命、避けて通れない唯一の態度なのだとは思わないのです。まだちがったもうひとつの選択肢、態度決定の道があると信じるのです。その最大の理由は福島原発事故で実際に避難して、生き延びた人たちがおられるからです。
一生にいっぺんしかないような未曾有の避難生活の中から、避難者の人たちが経験し掴んできたことが、必ずや、袋小路に入り思考停止を余儀なくされている原発立地に住む人たちの精神状態に風穴をあけるきっかけになると信じます。
その生きた実例が来週23日の日本版の会のイベント「3人の避難者のお話を聞く会」です。

この日は、避難者の人たちがどのような思いで避難生活の苦難を乗り越えてきたのか、なにが市民立法「チェルノブイリ法日本版」の必要性に目覚めるきっかけになったのか、3人の皆さんの体験をズカッと語ってもらおうと思っています。

原発事故の不安の中で眠れぬ夜を過ごし、袋小路に入ってしまった方々こそ、その袋小路から抜け出すヒントを掴むためにも、是非、この日のお話会に参加して頂きたいと願っています。

●参加費:無料

 申込み先:toshiko_english@xf7.so-net.ne.jp

(岡田まで)

 ご参加ご希望の方は11月21日までに 

氏名とzoom名、住所(県名)をお知らせ下さい。

 11月22日に招待メールをお送り致します。
 
 


 

【お知らせ】 3月31日(日)イベントのご案内 

                                福島原発事故、能登地震からの教訓                               最悪の事態に備えて私達に出来ること   日 時: 2024 年  3 月 31 日(日) 14 時~ 1 6時 30 分...